ROのGvGとFEZの戦争

 まず両方ともプレイした事がない人に簡単に解説。


■GvG
 開催時間は日曜20時〜22時。全部で20ある砦をかけてプレイヤー同士で攻防を行う。獲得権利は22時になった時点で、その砦を所有するギルドのものとなる。その砦で戦闘が可能なギルドに制限は無く、理論上は無限vs無限の戦闘も可能になる。基本的に、ギルド(及び同盟)として活動している勢力同士による戦闘がメインであるため、よほどのイレギュラーを除いては、組織としての戦術や思想が浸透した状態である。


■戦争
 開催時間はいつでも可能。制限時間は45分。80くらいある土地をかけてプレイヤー同士で攻防を行う。獲得権利は、戦闘時間内に勝利条件を満たした側の軍が得る。その土地で戦闘が可能な軍は、土地の現所有者・その土地に対して宣戦布告した軍・隣接した土地を所有する軍(但し個人的に援軍として参加するため、どちらかの軍に一時所属する形となる)
 ちなみに、FEZの「軍」は、ROの「ギルド」と存在観念が違う。キャラクターを作成した後、5つ存在する軍に所属し、戦争を行う形となる。
 軍の実権を握るような存在もおらず、また、参加するプレイヤーは両軍先着50人までとなるため、(ある程度のセオリーはあるが)組織としての戦術や思想が浸透しないまま戦争開始となる。


 能書きだけ長くて、実は言いたい事は短かったりする。


 FEZの戦争の方が凄く短く感じる、という事。
 当たり前じゃないかって? ええ、確かにそうなんですが…


 GvGと戦争を比較すると、時間だけでも固定2時間と最長45分。GvGの場合は暇防衛や待機時間が存在するけれど、戦争には休憩の暇が一切無い。気分的にもあっという間だったりするんです。でも、戦争を4連続(最長3時間)行ったとしても、GvGの方が圧倒的に長くなるな…と思うんですね。
 「DLRのGvGは168時間」がテーマだった事が一番の理由だったからでしょう。普段からレベル上げなきゃ、ギルドの問題は無いかな、作戦立ててみんなに承諾得て指示書作って…と、もうてんやわんやだったなと。まークソ忙しいのなんの。今思い出せばある意味地獄だけど充実した日々だったなあ。もう1度やれって言われたらもう2度とやらないけどな! あとは「数十人単位の1秒」を見てたものだから、自分の1秒が50秒くらいに感じたとかもあったかなあ。負けたら自分の責任でもあったし。うーん。マンダム。
 FEZはその点、全員が兵士でもあり指揮官でもあり、みんなで声をかけあうから楽なんだよね。負けても次がある(負けてもいいというわけではないよ)ので、「負けられないプレッシャー」を感じないせいか、時間があっという間だなあ…とね…


 で、どっちが楽しかったかというと…


 正直言うと、GvGでは、僕は優秀な指揮官が現れ次第その人に任せ、No.2くらいの位置で仕事をしたかった。折角のVIT騎士だったし、ガンガン戦闘したかった。結局、何の因果か、最期までずっと指揮官と作戦担当してましたが。
 逆に、戦争では、全体指揮をやってみたいなと思う事が多々あります。それぞれの意思を持った50人を、たった45分でどれだけまとめて勝利に導けるか…あくまでゲーム性が違うので妄想するだけなんだけどね。


 …あれ、今回もやりたい事と逆の事になっちゃったね。はははー。


 でも「やりたい事がやれなかった」と「楽しくなかった」は決してイコールでは無い。むしろみんなの協力のおかげで、とても良い経験が出来たし、これからも出来るんじゃないかと思う。
 今でもGvGを続けている諸同盟は本当に頑張って欲しい。DLRが作った歴史や記録を過去のものにしてしまう程に(これだとちょっと書き方がアレかな。DLRという屍を乗り越えて行け、という事ね)。FEZプレイヤーは、一人一人みんなで努力してのんびりやりましょ。というわけでシメ。お疲れっした!