決勝

 地元のエースである元征涼覇王で現覇王の自爆の人と、苫小牧から来た地区上位の覇王の対決。片や弱点も多いが強い人が使えばとことん強い神速、片や今までの戦いを徹底的なアンチデッキで叩き潰してきた。凄く見ものである。店長さんから「自爆の人は3連戦くらいしているので、ここで休憩を入れましょうか」と提案するが、自爆の人は「休憩いらないのでどんどんいきましょう!」と大胆発言。かっこええええええええええええええええ。


 自爆の人は変わらずの神速デッキ。そして相手は鮑を含んだ車輪持ちもいる開幕速攻型の蜀単。完璧なまでにアンチデッキである。ここまでくると、この大会にかける情熱は見事。


 戦闘開始。開幕はお互いに自陣の中央からやや前方に位置取り、槍撃と突撃の応酬となる。的確な槍撃と、迎撃を喰らわない連続突撃。正に圧巻。お互いに同程度兵力が減ったところで神速側(自爆側って言うと誤解しそうなのでこれでひとつ)は兵力回復に戻り、蜀側は息吹を中心に一気に攻め立てる。城門への攻城を入れ替わり出城で食い止めつつ突撃しようと試みるが、流石に相手は槍が多めであるためそれを許さずなかなか兵力を削れない。それでも迎撃を受けず、乱戦や隙をついての突撃で少しずつ兵力を削っていくのは見事。
 ある程度全体的に兵力が削れた蜀側はここで兵法蜀攻勢+増援*2、これにより神速側は一気に不利な状況になる。同時に蜀側は攻城部隊を増やしていく。神速側は、魏武の大強で城門を特に重点的に抑えつつ、武将の撤退タイミングをずらし必死に城を守る。蜀側は圧倒的な相性差を活かし、連続息吹で兵力を減らさずどんどん攻め立てる。残り城ゲージ僅かというところで、ついに蜀側は城門前で車輪を発動し駄目押しに入る。同時に神速側は神速の大号令を使用。車輪がうろつくプレッシャーをものともせず、楽進張遼が城壁にいる武将を撤退させ、その後楽進は攻城のため城壁端へ。大強+神速によって大幅に強化されているカク昭が城門の武将を撤退させ、車輪が消えた事によって張遼と共に攻城部隊に襲い掛かる。これにより蜀側は武将を退かせるが、神速側が一気に追撃し、蜀側の武将を撤退させる。楽進が何度も攻城に成功し、更に城門へカク昭が一発。しかしそこは騎兵の限界か、ようやく45%程度を削る。残りカウントは40c。
 この戦いの実況をしていた僕だが、正直落城させられなかっただけ凄いと思うし、ここで45%削ったのも素晴らしい。だが、ここからの逆転は厳しいのではないかと思っていた。
 しかし、ここから状況は一変する。神速側が兵力を8割程度に出城し、相手へのプレッシャーをかける。相手は撃退しようと出城するが、見事なピタ止まりから乱戦・突撃を行い、敵武将を2人ほど撤退させ、減った兵力を回復するために城へ戻る。そして万全の体制から再度攻城に向かう。
 先程の状態が完全に反転し、大強状態のカク昭が城門・楽進が城壁端に食い込み、相手の阻止部隊に蔡瑁の弓と連続突撃 に苦戦を強いられる。槍を振り回して牽制すると共に槍撃を的確に使うが、城ゲージは少しずつ削られていき、残り数cのところで神速側が3人撤退し蜀側が短時間だが全武将撤退の状況に。ここで生き残った楽進蔡瑁の城門攻城により、残り2cでまさかの落城勝利。自爆の人は明クール系キャラだが、ここでは大きく気合の声と共にガッツポーズ、会場からは大喝采。SUGEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!! 自爆の人マジかっこいいいいいいいいいいいい!