いざ出陣、会場へ!

 列車が何とも言えない状況に。混雑状況は「ヨシダさん。」のムービーを想像してくれるとベストだろうか。二次元妄想きゃっきゃうふふな人もいれば、「何でこんなに人いるんだよ殺してー」とか平気で言っちゃう人もいたり。あ、でも、普通の人や黙ってる人の方が圧倒的なんだけどね。服装にも気を使ってる人も多いねえ。あ、でも、ドラマ版電車男に出てくる絵に描いたようなオタクファッションに類する人も結構いたかな。僕としては、あれがそういうコスプレなんだという事で納得した。


 予定通り9時頃(若干前)に到着したのだが、その時点で凄い人数だ。「こんなに人類が存在していると思っていなかった」というのが真っ先に浮かんだ感想。僕の辞書には、この人数の多さを例える言葉が見当たらない。後から聞いた話では、1日目は17万人の来場者があったらしいので、過去に参加した事がある人は想像してみてください。ちなみに3日目が25万人だってね。あれよりまだ多いってのかい。
 整列しての待ちの時は何とも…暑いの一言に尽きる。遮蔽物も無く、9時と言えばとっくに日も昇っており、アスファルトの照り返しの熱もあり、とても強烈だ。並んでいて動けない事もあり、体のストレスを発散出来ず、精神的にも蝕まれていく。自分も含めて、みんなホントに頑張るわー…
 我慢出来ない程ではないのだが、それはあくまで1時間+α(この日は1時間半)程度の話であり、これが3時間以上となるとかなり厳しかったんじゃないだろうか。食事と睡眠に時間を取れないのであれば、コミケの待ちは参加しない方が良いなと勉強になった。体調が万全だと…どうだろ。いずれにせよ大変だ。


 10時の開催メッセージを聞き、10時半頃ようやく会場入り。


 でっ………けぇー………


 会場は高く広い。外観からは想像出来なかった広さだ。しかし、それだけ広くても人でいっぱい。
 感激と不安が入り混じった状態で困惑していると、雅ちゃんは「じゃあ俺こっちだから!」と走り去る。雅無いわー。


 しかしそんな事を言っていてもどうしようもないので、僕もやるべき事をやる事に。今回のメイン目標は「コミケがどういうものか見てみたかった」という程度だったが、一応欲しいものや見てみたいものは目をつけておいた。まずはそこを見てから考えよう。


 落としました。
 落としました。
 売り切れました。


 これは無いわー。8つ目星をつけてきたうち、5つ落とし・2つ売り切れってどうなんだこれ。