17日 夜
新大阪駅に到着、鹿とメンドがお迎えに来てくれた。メンドに頼まれていたコミケ土産を渡すと、「しのんが意外と普通でショックだった」と言い放ち、そのまま帰っていく。お前は本当に何をしに来たんだ。というか意外と普通って何だ貴様。僕はあれだけ普通だと言っているのに、どんなのを想像してたというんだ。
…思い起こしてみると、今まで会った人の大半が「思ったより〇〇!」「意外に△△だ…」と言っていた。多かったものとしては「しのんクール」「もっとちっちゃい弄られっこ」「可憐」「熊殺し」だろうか。現物は細い以外は普通ですいません…明るくも暗くもなくてすいません…でも可憐は当たってるけどね。100人に聞いたら100人がそう言ったもの、nounaiで。
鹿と二人になり、食事だのゲーセンだのという案も出たが、やはり今日は無理をするべきではないという事で帰る事に。そして鹿が突然こんな事を言う。
鹿「一旦家に戻ってから銭湯に案内するのが面倒だから、帰る途中で入っていけ」
篠「何言ってんだお前」
鹿「ちなみに着替えは全て持ってきてある」
篠「………冗談、だよ、な?」
鹿「この磯臭さが証拠だ(すっ、とバッグを出す)」
篠「何このラスボス二大共演ー!?」
流石大阪人、やる事のスケールでけえわ。
ていうか服ヤバイ。マジでヤバイ。
銭湯のロッカーの大きさや服の臭いの問題もあるので、結局一度鹿の家に荷物を置いてから行く事になった。
鹿の家に着くと、鹿は東京はどうだった、みんなとは仲良くやれたかといった事を聞いてくる。
篠「そういやぎゃっくと女帝に気を使わせすぎたなあ」
鹿「ほう」
篠「秋葉原とかで 中略 一人でも大丈夫なところも多かったんだけどねえ」
鹿「じゃあ一人で銭湯行ってこい」
篠「はーん!? 何言ってんだ!? 帰りがけに場所聞いたとはいえいきなりそれは無ぇー!」
鹿「うるせーお前が大丈夫っつーからそれを試してんだよ!」
篠「ていうか自分だって銭湯行くんだろ!?」
鹿「俺はもうさっき行ったからいいんだよ!」
篠「ちっくしょー! 絶対帰ってくるからな! 帰ってきてプギャーしてやるもん!」
鹿「楽しみにしてるぞ! 迷ったらプギャーしてやんぞ!」
酷すぎる…